プリザーブドフラワーとは、生花に保存加工を施し、水やりをせずに長く楽しめるようにした花です。
造花ではなく、もともとは本物の花です。生花に近いやわらかな質感と自然な立体感を保ちながら、一般的には1〜3年程度、飾る環境によってはそれ以上楽しめる場合があります。
水替えや毎日のお手入れが必要ないため、誕生日、結婚祝い、記念日、退職祝い、お礼、新築祝い、メモリアルギフトなど、長く残る贈り物として選ばれています。
この記事の要点:
プリザーブドフラワーは、本物の生花を加工した、水やり不要の花です。生花に近い質感を楽しめますが、直射日光や高温多湿を避けて飾る必要があります。
この記事でわかること
- プリザーブドフラワーとはどのような花か
- 生花やドライフラワーとの違い
- どのくらいの期間楽しめるか
- 水やりや日常のお手入れが必要か
- どのような贈り物に向いているか
- 購入するときに確認したいポイント
プリザーブドフラワーとはどのような花ですか?
プリザーブドフラワーは、状態の良い生花に専用の保存加工を施して作られます。
生花をそのまま乾燥させるドライフラワーとは異なり、花びらのやわらかさや、ふっくらとした立体感が残りやすいことが特徴です。
「プリザーブド」は、英語の「preserved」に由来し、「保存された」「保たれた」という意味があります。
加工の過程で着色することもできるため、自然なピンクやホワイトだけでなく、ベージュ、淡いグリーン、ブルー、ラベンダーなど、インテリアになじみやすい色を表現できます。
ただし、もともとは本物の花であるため、一輪ごとに大きさ、花びらの形、開き方が少しずつ異なります。
同じデザインの作品でも、すべてが完全に同じ仕上がりになるわけではありません。その自然な違いも、プリザーブドフラワーならではの魅力です。
プリザーブドフラワーの主な特徴
1.水やりが必要ありません
プリザーブドフラワーは、水やりや花瓶の水替えが必要ありません。
水や霧吹きを使用すると、花びらの変色、色移り、型崩れなどの原因になることがあります。
毎日の水替えが必要ないため、花のお手入れに慣れていない方や、忙しい方にも飾りやすい花です。
2.生花に近い質感を楽しめます
プリザーブドフラワーは、ドライフラワーよりも花びらのやわらかさや立体感が残りやすく、生花に近い印象を楽しめます。
一方で、花びらはとても繊細です。強く触ったり、押したり、引っ張ったりすると、破れやひび割れが起こる場合があります。
3.長く飾ることができます
生花は、季節や花の種類によって数日から数週間で状態が変化します。
プリザーブドフラワーは、適切な室内環境で飾ることで、一般的には1〜3年程度、環境によってはそれ以上楽しめる場合があります。
ただし、観賞期間は花材、湿度、光、温度、飾る場所によって異なります。すべてのプリザーブドフラワーが、同じ期間、同じ状態を保つことを保証するものではありません。
4.贈る相手に合わせて色を選べます
プリザーブドフラワーは、加工の過程でさまざまな色を表現できます。
たとえば、誕生日には明るいピンクやイエロー、結婚祝いにはホワイトや淡いピンク、落ち着いた贈り物にはベージュやグリーンなど、贈る場面に合わせて選べます。
相手の好きな色や、飾る部屋の雰囲気に合わせやすいことも特徴です。
生花・プリザーブドフラワー・ドライフラワーの違い
生花、プリザーブドフラワー、ドライフラワーには、それぞれ異なる特徴があります。
水やりの有無、質感、観賞期間を比較すると、贈る目的や飾る場所に合った花を選びやすくなります。
| 花の種類 | 特徴 | 水やり | 質感 | 観賞期間の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 生花 | 自然な香りや、花が開いていく日々の変化を楽しめる | 必要 | みずみずしく自然 | 数日〜数週間 |
| プリザーブドフラワー | 生花に保存加工を施し、美しい姿を長く楽しめるようにした花 | 不要 | やわらかく、生花に近い | 一般的に1〜3年程度 |
| ドライフラワー | 生花を乾燥させ、自然な色合いや経年変化を楽しむ花 | 不要 | 乾いた自然な質感 | 数か月〜数年 |
生花は、香りや花が開いていく変化を楽しみたい方に向いています。
ドライフラワーは、乾いた自然な質感や、時間とともに変化する落ち着いた色合いを好む方に適しています。
プリザーブドフラワーは、本物の花の質感を残しながら、水やりの負担を減らし、長く飾りたい方に向いています。
どの花が最も優れているということではなく、贈る目的、相手の暮らし、飾る場所に合わせて選ぶことが大切です。
プリザーブドフラワーはどのくらい保存できますか?
プリザーブドフラワーの観賞期間は、一般的には1〜3年程度が一つの目安です。
直射日光が当たらず、湿気が少ない室内で飾ることで、さらに長く楽しめる場合もあります。
反対に、次のような場所では、色あせや花材の変化が早くなる可能性があります。
- 強い日差しが入る窓辺
- 湿気の多い浴室や洗面所
- 蒸気や油が出やすいキッチン
- エアコンの風が直接当たる場所
- 結露しやすい窓の近く
- 屋外やベランダ
プリザーブドフラワーは長く楽しめる花ですが、時間が完全に止まった花ではありません。
年月とともに、少しずつ色が淡くなったり、花びらが乾燥したりすることがあります。これは、天然の花材を使用しているために起こる自然な変化です。
プリザーブドフラワーのお手入れ方法
プリザーブドフラワーを長く楽しむためには、次の4点が大切です。
水を与えない
プリザーブドフラワーに水や霧吹きは必要ありません。
水分が付くと、花びらの変色、色移り、型崩れの原因になる場合があります。
直射日光を避ける
強い日差しや紫外線は、花の色あせを早めることがあります。
窓際に飾る場合は、日光が直接当たらない場所を選びましょう。
高温多湿を避ける
プリザーブドフラワーは湿気に弱い花材です。
特に梅雨や夏は、浴室、洗面所、キッチンなど、湿度が高くなりやすい場所を避けることをおすすめします。
花びらを頻繁に触らない
花びらは繊細なため、移動するときは花そのものではなく、フレーム、ケース、台座などを持ってください。
ほこりが付いた場合は、毛先のやわらかい筆などを使い、力を入れずに取り除きます。
詳しいお手入れ方法については、次の記事 「プリザーブドフラワーに水やりは必要?正しい飾り方とお手入れ方法」 でご紹介します。
プリザーブドフラワーはどのような贈り物に向いていますか?
プリザーブドフラワーは、贈った日だけでなく、その後も長く飾ってもらいたい場面に向いています。
誕生日プレゼント
相手の好きな色や、部屋になじむ色を選ぶことで、誕生日の後もインテリアとして楽しんでもらえます。
結婚祝い・結婚記念日
長く残る花は、新しい生活の始まりや、二人の節目を祝う贈り物として選びやすいアイテムです。
写真を飾れるフラワーフレームは、結婚式や記念日の写真と一緒に残すことができます。
退職祝い・感謝の贈り物
水替えが必要なく、持ち帰った後も飾りやすいため、退職祝い、お世話になった方へのお礼、先生への感謝の贈り物にも適しています。
新築祝い・引っ越し祝い
フレームタイプやコンパクトなアレンジは、玄関、リビング、寝室などに飾りやすく、新しい住まいへの贈り物にも向いています。
メモリアルギフト
プリザーブドフラワーは、大切な人やペットの写真の近くに長く飾る花としても選ばれています。
メモリアルギフトでは、白、グリーン、淡いブルー、淡いピンクなど、穏やかな色合いが選びやすいでしょう。
プリザーブドフラワーを選ぶときのポイント
贈る目的から選ぶ
誕生日、結婚祝い、感謝、記念、メモリアルなど、贈る目的に合った色やデザインを選びます。
飾る場所から選ぶ
玄関、棚、デスク、寝室など、どこに飾るかを考えてサイズを選びます。
置き場所が分からない場合は、奥行きが小さく、場所を取りにくいフレームタイプが選びやすいでしょう。
使用されている花材を確認する
商品によっては、プリザーブドフラワーだけでなく、ドライフラワー、木の実、リボン、人工素材などが組み合わされている場合があります。
購入前に、商品説明、使用花材、サイズ、飾り方を確認することが大切です。
花が保護されているか確認する
透明ケース、ドーム、フレームに入った作品は、花材に直接ほこりが付きにくく、手で触れる機会も減らせます。
長く飾りたい方には、花が保護されたデザインも選択肢の一つです。
KARISのプリザーブドフラワーギフト
KARISでは、花材を一輪ずつ丁寧に配置し、色、高さ、形のバランスを確認しながら、プリザーブドフラワーギフトを手作りしています。
花を多く使うことや、華やかさだけを追求するのではなく、受け取った方の暮らしになじみ、大切な気持ちを長く残せる作品を目指しています。
誕生日、感謝、記念日、結婚祝い、メモリアルなど、贈る場面に合わせて選べるフラワーフレームをご用意しています。
関連するプリザーブドフラワーギフト
誕生日や記念日の贈り物には、 ハートデザインのプリザーブドフラワーフレーム をご覧いただけます。
結婚祝いや新築祝いには、 花束デザインのプリザーブドフラワーフレーム もおすすめです。
プリザーブドフラワーについてのよくある質問
プリザーブドフラワーは本物の花ですか?
はい。もともとは本物の生花です。
生花に保存加工や着色加工を施し、水を与えなくても長く飾れる状態にしています。布や樹脂などで作られた造花とは異なります。
プリザーブドフラワーに水やりは必要ですか?
いいえ。水やりは必要ありません。
水や霧吹きを使用すると、花びらの変色、型崩れ、色移りの原因になる場合があります。
プリザーブドフラワーは何年くらい持ちますか?
一般的には1〜3年程度が目安です。
ただし、花材、湿度、温度、光、飾る場所によって観賞期間は異なります。
プリザーブドフラワーに香りはありますか?
生花のような自然な香りは、ほとんど残っていません。
香りよりも、花の色、形、質感を長く楽しむための花です。
プリザーブドフラワーはプレゼントに向いていますか?
はい。水替えの必要がなく、長く室内に飾れるため、誕生日、結婚祝い、記念日、退職祝い、感謝、新築祝い、メモリアルギフトなどに向いています。
まとめ
プリザーブドフラワーは、本物の生花に保存加工を施し、水やりをせずに長く楽しめるようにした花です。
主な特徴は、次の4点です。
- 水やりや花瓶の水替えが必要ない
- 生花に近いやわらかな質感がある
- 一般的に1〜3年程度楽しめる
- 誕生日や記念日など、長く残したい贈り物に向いている
長く楽しむためには、水を与えず、直射日光、高温多湿、エアコンの直風を避けることが大切です。
贈った後も暮らしの中に残り、目にするたびに、そのときの気持ちを思い出せること。
それが、プリザーブドフラワーが贈り物として選ばれる理由の一つです。